自己PRは、自分という看護師を知ってもらうためのもの。そのため、人から評価されたエピソードや実績をまじえることがポイントです。
今回は、「正看護師」「准看護師」「保健師」などの資格別に自己PRの例文をご紹介。自分に当てはまる文例をアレンジし、あなたらしい自己PRを作ってください。
<注意:「貴」と「御」の使い分けについて>
志望動機などで相手方を呼ぶ際は、敬意を示すために「貴院」、「御社」などと表現をします。履歴書等の書面に書く場合は「貴(き)」、面接等で話す時は「御(おん)」とつけるのが正しい表現です。
その際、病院の場合は「貴院」、施設の場合は「貴施設」、社会福祉法人の場合は「貴法人」、一般企業の場合は「貴社」などと使い分けます。
例文1. <正看護師>
正看護師としてさらに向上をめざす人のケース
正看護師の資格取得後、大学病院に勤務し、救急外来を主に担当してきました。その中で、小児救急看護の認定看護師資格も取得しました。看護師は、正看護師の資格があればOKではなく、常に自分を高めるための勉強が必要だと考えています。今後も貴院で向上を続け、リーダーとして後輩を引っ張っていける看護師になりたいと思います。
例文2. <准看護師>
地元の人たちとの信頼関係を築いてきた人のケース
准看護師の資格を取ろうと考えたきっかけは、子どもの頃に親切にしてくれた近所の病院の看護師さんです。だから資格取得後、迷わずに地元診療所に就職しました。いつも明るい笑顔で患者様に接することを心がけ、地元の方と心を通わせる看護ができたと思っています。結婚を機に引っ越すことになりましたが、今度は貴院で、地域の方との信頼関係を築きたいと考えています。
例文3. <保健師>
保健師として地域住民のために働きたい人のケース
○○市の保健センターで7年間、保健師として健康管理と病気予防に努めてきました。特にお年寄りのための健康教室は好評で、自らさまざまな企画や働きかけを行うことで、多くの参加者を集めました。メタボ予防のウォーキング教室も、市民の健康への関心を高めるのに役立ったと、評価していただきました。今回引っ越しに伴い転職を考えております。今後も地域の方の支えとなるよう頑張りたいと思います。
例文4. <助産師>
憧れの助産師資格を取得した人のケース
以前から助産師に憧れていたのですが、総合病院の内科病棟での忙しい毎日の中で資格取得はあきらめていました。しかし、出産を間近で見る機会があり、生命誕生の瞬間に立ち会う魅力を改めて感じました。そこであきらめていた夢に挑戦しようと助産師養成の学校に通い、昨年資格を取得しました。ぜひ資格と知識を活かして妊婦の方のお役に立ちたいと考えています。
例文5. <正看護師>
粘り強い性格を強みにしたい人のケース
病棟ではチームリーダーも務めていました。まとめ役は向いていたようで、チームワークの良さをいつも看護師長から評価されていました。出産を機に看護師を辞め、4年間のブランクがあります。仕事復帰にあたっては、短時間勤務も考えましたが、しっかり腰をすえて働きたい気持ちが強く、家族の理解も得られたので、通常勤務で働くことを決意しました。保育所を併設する貴院で100%の力を発揮したいと思います。
例文6. <准看護師>
社会人から准看護師資格を取得した人のケース
一般企業の営業として働いた経験があります。祖母が在宅介護になり、間近で訪問看護師の仕事に触れたのをきっかけに一念発起し、働きながら准看護師の資格を取得しました。これまで内科病棟で経験を積み、今回、最初のきっかけでもある訪問看護への転職を志望しています。社会人時代の経験はコミュニケーションに役立っており、訪問看護でも強みになると考えています。
例文7. <保健師>
検診センターでの保健師経験がある人のケース
保健師の資格を取り、その後、検診センターの保健師として3年の経験があります。その間、個別指導を数多くこなし、検診後のフォローでは、対象者としっかりコミュニケーションを取ることを大事にしてきました。産業保健師の仕事は初めてのチャレンジとなりますが、これまでの経験を活かし、従業員の方から信頼される保健師をめざしたいと思います。
例文8. <助産師>
助産師の資格+αでスキルアップする意欲がある人のケース
助産師資格を持ち、産科クリニックでたくさんの出産に立ち会ってきました。ハイリスクな妊娠や出産のケースも多く、これまで以上に幅広い知識が必要だと感じたことから、不妊症看護認定看護師の資格も取得しました。今後も様々なケースに対応できるスペシャリストをめざして勉強を積み、貴院に貢献していきたいと考えています。
例文9. <保健師>
大学卒業時に取得した保健師資格を活かしたい人のケース
保健師資格を取得しましたが、いままでは看護師として勤務していました。しかし産婦人科勤務の際に出産後の育児に不安を抱える女性が多いことを知りました。心身の健康に不安を抱える多くの人をサポートしたいと思い、今後は保健師として働くことを希望しています。保健師としては新人ですが、検診や指導の業務は経験豊富です。介護予防や生活習慣病予防にも積極的に取り組んでいきたいと思います。
例文10. <助産師>
自分の出産体験を助産師の仕事に活かしている人のケース
自分自身が出産を経験し、妊婦の不安や悩みによりいっそう寄り添えるようになりました。特に自分が悩んだ経験から、外来で母乳ケアに重点をあてて取り組んだところ、遠方から通ってくださる方もいて、「ありがとう」の言葉もたくさんいただきました。助産師の資格が役立っていることを実感しています。今後は外来ケアに力を入れている貴院でさらに力を尽くしたいと思います。
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・やさしい、積極性、負けず嫌い…【性格タイプ別】
・病院、診療所、老人ホーム、企業…【勤務先別】
・小児科、内科、消化器科、産婦人科…【診療科目別】
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*以下のページで、志望動機・自己PRや、履歴書・職務経歴書の上手な書き方をご紹介しています
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