自己PRは、自分という看護師をよく知ってもらうためのもの。採用者に、あなたを採用するメリットを具体的にイメージしてもらうことがポイントです。人から評価されたエピソードや実績をまじえてアピールすると、よりリアルに伝わります。

今回は、「勉強家」「責任感がある」などの性格上の強みをアピールする自己PRの記入例をご紹介。自分の性格に近い文例をアレンジして、あなたらしい自己PRを作ってください。

＜注意：「貴」と「御」の使い分けについて＞
志望動機などで相手方を呼ぶ際は、敬意を示すために「貴院」、「御社」などと表現をします。履歴書等の書面に書く場合は「貴（き）」、面接等で話す時は「御（おん）」とつけるのが正しい表現です。
その際、病院の場合は「貴院」、施設の場合は「貴施設」、社会福祉法人の場合は「貴法人」、一般企業の場合は「貴社」などと使い分けます。

例文1. ＜勉強家＞
新しい知識を吸収する意欲が強い人のケース

子育て中のブランクが4年ありますが、仕事から離れている間も、新しい知識を学ぶ努力をしてきました。実際に母親の立場になり、地域のクリニックが私にとって大きな安心と感じられた経験から、小児看護について特に勉強しました。学んだ知識を土台にしながら、ぜひ小児科の貴クリニックで実践経験を積み、スキルアップしたいと考えています。

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例文2. ＜責任感が強い＞
最後まで粘り強くやりとげる力をアピールしたい人のケース

責任感が強く、始めたことは粘り強く最後までやり遂げるタイプです。新人の頃は、頑張るあまりに一人で突っ走ってしまうところがありました。しかし、プリセプターとして新人教育を経験したのをきっかけに、まわりが見えるようになり、チームで協力して目標をめざす意識も強くなりました。最先端の治療を行っている貴院でさらに自分を磨き、患者様の支えとなるよう勘張ります。

例文3. ＜仕事が正確＞
細心の準備でミスなく仕事をこなす人のケース

几帳面なタイプなので、仕事においても正確さをモットーにしてきました。ミスなく仕事をこなす秘訣は準備にあると思っています。きちんと処置の手順を頭に入れ、患者様のデータに隅々まで目を通しておくなど、細かな努力を大切にしてきました。そのおかげで、医師やまわりのスタッフからも信頼を得ることができました。この性格を活かし、貴院でも貢献したいと思っています。

例文4. ＜誠実＞
一人ひとりに思いやりを持って対応できる人のケース

担当病棟は長期入院の患者様が多く、看護を通して、一人ひとりと真摯に向き合うことができました。最初は表情が硬かった患者様も、気持ちを込めて看護を行ううちに、少しずつ心を開いてくださるのを実感してきました。個人を尊重した介護をポリシーとされる貴社の老人ホームなら、この経験を活かして思いやりのある看護ができると考えています。

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例文5. ＜人が好き＞
コミュニケーション力を発揮して貢献したい人のケース

人と会話を交わすのが好きなので、大勢の患者様と接する外来の仕事には、やりがいを感じています。問診はもちろん、検査や注射などの処置の際、どんなに忙しくても患者様の不安を取り除くことに気を配り、コミュニケーションを図ってきました。アットホームな雰囲気の貴クリニックで、コミュニケーション力を活かして、患者様に対応していきたいと思います。

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例文6. ＜臨機応変に対応できる＞
緊急時にも適切な判断ができ機転が利く人のケース

内科や消化器病棟をはじめ、緩和病棟での勤務経験があり、幅広い視野を養ってきた自信があります。また、緊急時に落ち着いて機転を利かせられる点も自分のセールスポイントで、訪問看護に向いていると考えています。利用者様やご家族とのコミュニケーションにも心を配り、信頼していただける訪問看護師をめざしたいと思っています。

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例文7. ＜ストレスに強い＞
精神的なタフさをアピールしたい人のケース

私のセールスポイントは、精神的なタフさです。前職の救急外来でも緊張の連続という場面もありましたが、ストレスを溜めずに気持ちを切り替えてきました。また、緊張をほぐすには笑顔をつくることが秘訣だと聞き、大変なときほど柔らかな表情を心がけています。タフな性格を活かし、救命病棟でスタッフから頼られる看護師をめざし精進したいと思っています。

例文8. ＜リーダーシップがある＞
円滑な人間関係でチームを統率するのが得意な人のケース

病棟のチームリーダーを任された際、スタッフが意見を言いやすい環境を作ることでチームをまとめ上げ、医師や他職種の方たちからも評価をいただきました。先頭に立って引っ張るだけでなく、細やかに人間関係の気遣いができるのが自分の取り柄です。貴院でもチーム医療などの場面で自分の長所を活かし、貢献したいと考えています。

例文9. ＜誰とでもすぐ仲良くなる＞
人見知りせずに打ち解けるのが得意な人のケース

気難しいと言われる患者様とでも、すぐに心を開くことができるのが自分の強みです。この強みを最大限に活かせる場所として、介護施設を選びました。老人ホームの看護では、小さな変化も見逃さないよう、利用者様との距離を近くすることが大切だと考えています。持ち前の人なつっこさを存分に発揮して、利用者様と良い関係を築きたいと思います。

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例文10. ＜計画性がある＞
物事を計画的に進めることができる人のケース

人工透析専門クリニックで勤務していた際に、物事を順序立てて進める計画性を身につけました。看護において、できるだけ患者様に負担をかけずに透析や検査をしたり、といったことは大事なことだと思います。そのために、手際よく業務を遂行できる性格は強みになっています。今後も患者様のことを第一に考えた看護を心がけていきたいと思います。

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＊以下のページで、志望動機・自己PRや、履歴書・職務経歴書の上手な書き方をご紹介しています

→「志望動機・自己PR」の書き方の基本

→履歴書の書き方　「項目別の記入方法」

→職務経歴書の基本と準備