自己PRは、同僚や患者さんなど、他者から評価されたエピソードや実績をまじえてアピールすると、よりリアルに伝えることができます。
今回は、「小児科」「内科」「消化器科」など、診療科別の自己PRの文例をご紹介。自分のケースにあった文例をアレンジして、あなたらしい自己PRを作ってください。


<注意:「貴」と「御」の使い分けについて>

志望動機などで相手方を呼ぶ際は、敬意を示すために「貴院」、「御社」などと表現をします。履歴書等の書面に書く場合は「貴(き)」、面接等で話す時は「御(おん)」とつけるのが正しい表現です。
その際、病院の場合は「貴院」、施設の場合は「貴施設」、社会福祉法人の場合は「貴法人」、一般企業の場合は「貴社」などと使い分けます。

例文1. <小児科>
がん看護の経験を活かし、小児がん看護に携わりたい人のケース

現在は、総合病院の消化器科で働いています。がん患者様に数多く接するうちに、小児がんを患った子どもたちの看護に携わりたいと考えるようになり、小児科を志しました。内科クリニックでの経験もあり、子どもとのコミュニケーションには自信があります。がん看護の経験も活かし、つらい闘病生活を送る子どもの気持ちに寄り添った看護を心がけたいと思います。

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例文2. <循環器科>
心電図や心臓カテーテル検査などの経験が豊富な人のケース

循環器科で5年間経験を積んできました。心電図を読むのが得意で、わずかな波形の異常を早期に発見し、病状の悪化を防いだこともあります。そんなときに患者様からいただいた感謝の言葉は、看護師としての勲章です。心臓カテーテル検査の介助も数多くこなしてきました。貴院でも、患者様から信頼される看護を実践したいと思っています。

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例文3. <産婦人科>
分娩数の多い病院で産婦人科の知識をさらに深めたい人のケース

総合病院で、内科を経て産婦人科の看護師を務めています。当初は、内科に戻りたいと考えていたのですが、経験を積むうちに、生命の誕生に関わる喜びを感じるようになりました。残業や夜勤が続くことがあっても、私は心身共にタフなので、逆にやる気が出ます。今後は助産師資格を取るのが目標です。分娩数の多い貴院でさらに知識を深めたいと考えています。

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例文4. <内科>
外科からの転職。コミュニケーション力を活かしたい人のケース

現在は外科病棟に勤務し、手術を控えた患者様と接することが多い職場です。小さな疑問にでも丁寧に対応することを心がけ、多くの患者様から「ありがとう」の言葉をいただきました。患者様の精神的ケアにやりがいを感じ、慢性期の方が多い内科でもっとコミュニケーション力を活かしたいと考えるようになりました。ぜひ貴院で貢献したいと思います。

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例文5. <消化器科>
がん看護の知識を深める努力をしてきた人のケース

消化器科の病棟看護師として4年経験を積みました。がん治療のために入院されている方が多く、一人ひとりに寄り添う看護が大切だと実感しています。がん患者様のQOL向上に積極的に取り組んできました。特に緩和ケアについては外部の研修にもできるだけ参加し、がん看護の専門知識を身につける努力をしてきました。細やかなケアで貴院でもお力になれると信じています。

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例文6. <内科>
認定看護師の資格と健康指導の経験を活かしたい人のケース

総合病院の内科で7年間勤務し、糖尿病看護認定看護師の資格も取得しました。外来を担当していた際は、生活習慣病予防のための健康指導も担当していました。生活習慣病はなかなかご自身では気付かないため、健康指導は重要だと考えています。貴クリニックの生活習慣病看護外来には以前から興味があり、これまでの経験を活かし、貢献できると考えています。

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例文7. <皮膚科>
外科病棟での経験や姿勢を皮膚科でも活かしたい人のケース

「ニキビの悩みから引きこもりになる子どもたちがいる」ということを知り、皮膚科の看護に興味を持ちました。これまで外科病棟で勤務し、検査や手術前の患者様の不安を受け止め、軽くする努力をしてきました。大事なのは、話したいと思う気持ちをキャッチしてさしあげることだと思っています。皮膚科でも同様に、患者様に寄り添い、信頼される看護師をめざします。

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例文8. <内科>
委員会活動経験をアピールし、総合病院に転職したい人のケース

地域密着型病院の内科病棟で8年間、経験を積みました。リスクマネジメントや感染症予防の委員会を立ち上げるなど、リーダーとしての勤務経験もあります。今後はさらに高度なチーム医療の現場で活躍する看護師をめざしたいと考え、貴院への転職を志望しています。貴院のように病床数の多い総合病院で、より成長していきたいと考えています。

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例文9. <産婦人科>
産婦人科での知識と経験を活かし即戦力として活躍したい人のケース

産婦人科の看護師として12年の経験があり、新生児集中ケア認定看護師の資格を持っています。安全なお産のサポートはもちろん、ハイリスク分娩の方への精神的なケアにも力を尽くしてきました。また、妊娠高血圧症や合併症についても常に勉強してきました。こうした知識と経験を活かすことで、貴院でも即戦力として貢献できると考え、応募させていただきました。

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例文10. <循環器科>
循環器科看護師として専門性を高めたい人のケース

大学病院の循環器内科で経験を積み、患者様の急変などにも数多く対応してきました。どんなに忙しい中でも冷静に対処することを心がけており、師長や医師からも判断が迅速で正確だと評価いただいてきました。今後の目標は、心臓循環器疾患についての経験を積み、循環器専門ナースをめざすことです。カテーテル治療の専門チームを持つ貴院で、精進したいと考えています。

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*以下のページで、志望動機・自己PRや、履歴書・職務経歴書の上手な書き方をご紹介しています

→「志望動機・自己PR」の書き方の基本

→履歴書の書き方 「項目別の記入方法」

→職務経歴書の書き方 「基本と準備」

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