志望動機は、履歴書や職務経歴書の中でも重要な項目。熱意や仕事への取り組みなどをアピールできる部分です。また、採用担当者も重視し、面接でも必ずと言っていいほど聞かれる質問です。
今回は、「内科」「循環器科」「産婦人科」など、診療科別の志望動機の例文をご紹介します。文例を参考にして、あなたの思いを伝える志望動機を作ってください。
<注意:「貴」と「御」の使い分けについて>
志望動機などで相手方を呼ぶ際は、敬意を示すために「貴院」、「御社」などと表現をします。履歴書等の書面に書く場合は「貴(き)」、面接等で話す時は「御(おん)」とつけるのが正しい表現です。
その際、病院の場合は「貴院」、施設の場合は「貴施設」、社会福祉法人の場合は「貴法人」、一般企業の場合は「貴社」などと使い分けます。
目次
- 1 例文1. <内科> 小規模の内科クリニックの経験があり、自分に向いていると思う人のケース
- 2 例文2. <循環器科> 循環器科の経験があり、さらに専門性を追求したい人のケース
- 3 例文3. <産婦人科> かねてより興味があった周産期医療に携わりたい人のケース
- 4 例文4. <内科> 内科の看護師として、さらに高いレベルをめざしたい人のケース
- 5 例文5. <小児科> 子育て中に小児科の看護に魅力を感じた人のケース
- 6 例文6. <循環器科> さらに経験を積み、認定看護師をめざしたい人のケース
- 7 例文7. <消化器科> がん看護のスキルアップをめざし、消化器科を志望した人のケース
- 8 例文8. <産婦人科> 産婦人科の仕事にやりがいを感じている人のケース
- 9 例文9. <皮膚科> 肌の悩みを抱える子どもの役に立ちたいという人のケース
- 10 例文10. <内科> ブランクから復帰し、以前と同じ内科で働きたい人のケース
例文1. <内科>
小規模の内科クリニックの経験があり、自分に向いていると思う人のケース
→地域密着型の内科医院への転職を希望
地域のお年寄りが多く来院する内科クリニックで5年間勤務してきましたが、引っ越しを機に転職することになりました。人と接するのが好きなので、引き続き患者様との距離が近い小規模の病院で働ければと思っています。貴院は地域のホームドクターとして、訪問診療にも力を入れていらっしゃる点に魅力を感じました。今までの経験を活かして、貴院に貢献したいと考えています。
例文2. <循環器科>
循環器科の経験があり、さらに専門性を追求したい人のケース
→より高度な看護を提供する循環器専門病院への転職を希望
総合病院で8年間勤務し、内科、循環器科を経験しました。特に循環器では、命に関わる疾患を対象にしたケアにやりがいを感じました。さらに専門性を追求し、循環器看護のエキスパートをめざしたいと考えています。循環器専門病院の貴院は、心臓血管や小児・周産期などの専門病棟があり、高度な看護に定評があります。ぜひその中でスキルを磨きたいと考えています。
例文3. <産婦人科>
かねてより興味があった周産期医療に携わりたい人のケース
→小児科から周産期母子医療センターへの転職を希望
小児科のクリニックで7年勤務してきました。子どもが好きということもあり、以前から、母体や新生児の命を守る周産期医療に関心を持っていました。周産期母子医療センターである貴院は、合併症のある妊娠などに高度なチーム医療で対応していると聞いています。これまでの小児科看護の経験を活かしつつ、チームの一員として貢献したいと思っています。
例文4. <内科>
内科の看護師として、さらに高いレベルをめざしたい人のケース
→専門科目で高い実績を誇る地域の基幹病院への転職希望
一般内科の病棟で4年間、経験を積んできました。内科は対象となる疾患も幅広く、学ぶべきことが多いと感じています。そこで、さらに専門性の高い看護を勉強したいと思い、貴院を志望しました。貴院は地域の基幹病院として質の高い医療を提供し、特に呼吸器内科の症例数は全国トップレベルと伺っています。ぜひそうした中でスキルを磨きたいと考えています。
例文5. <小児科>
子育て中に小児科の看護に魅力を感じた人のケース
→救命救急の看護師から、ブランクを経て小児科への転職を希望
以前は救命救急センターに勤務し、一刻を争う医療に携わることにやりがいを感じていました。しかし、子育てを通じて何度か小児科のお世話になり、看護師の笑顔が持つ力を実感しました。患者様に寄り添う看護に魅力を感じ、今後は、小児科での勤務を希望しております。貴院を志望したのは、かかりつけ医として信頼が高く、来院しやすい雰囲気がお母様方から評判だと伺ったからです。
例文6. <循環器科>
さらに経験を積み、認定看護師をめざしたい人のケース
→心臓疾患の術後リハビリに力を入れている病院への転職を希望
循環器外科の看護師を5年間務めてきました。仕事はハードですがとてもやりがいがあり、今後も循環器科の看護師としての道を究めていきたいと思っています。貴院は、緊急性の高い手術を数多く行い、さらに術後のリハビリにも力を入れていると聞いています。ぜひ貴院で経験を積み、慢性心不全看護の認定看護師をめざしたいと思い、志望しました。
例文7. <消化器科>
がん看護のスキルアップをめざし、消化器科を志望した人のケース
→地域における、がん診療の中核病院へ転職を希望
昨年、祖父を胃がんで亡くしたのをきっかけに、抗がん剤治療を行う患者様に寄り添う看護師をめざす気持ちが強くなりました。消化器科で、化学療法に伴う看護のスキルを磨きたいと考えていたところ、貴院の求人を見つけました。これまでは内科が担当で、消化器内科は初めてですが、地域における、がん診療の中核を担う貴院で、一日も早く貢献したいと考えています。
例文8. <産婦人科>
産婦人科の仕事にやりがいを感じている人のケース
→地元の産婦人科医院への転職を希望
総合病院の産婦人科で3年間勤務し、出産に立ち会うたび、命の大切さを感じてきました。産婦人科の看護師という仕事にやりがいと、喜びを感じています。今回、貴院を志望したのは、生まれ育った地元に貢献したいという思いからです。地域密着の医療を提供されている貴院で、妊婦さんが安全なお産ができるようにサポートしていきたいと思っています。
例文9. <皮膚科>
肌の悩みを抱える子どもの役に立ちたいという人のケース
→小児科から皮膚科への転職を希望
子どもの頃、アトピー性皮膚炎で悩んだ経験があります。これまで小児科で勤務してきましたが、その中でも肌に関する悩みを抱えたお子さんや親御さんをたくさん見て来ました。貴院を志望したのは、小児皮膚科診療にも力を入れていらっしゃる点に魅力を感じたからです。皮膚科は初めてですが、辛い思いをしている子どもたちのために精一杯頑張りたいと思います。
例文10. <内科>
ブランクから復帰し、以前と同じ内科で働きたい人のケース
→子育て中でも働きやすい病院への転職を希望
出産と育児で5年のブランクがあります。そろそろ復職したいと考えていたときに、貴院のホームページを拝見し、「ママさんナース」の先輩方の声を読み背中を押されました。貴院は時短勤務も可能とのことで、育児と仕事の両立ができると感じたことも志望した理由です。前職も内科で、外来を担当していました。ブランクを取り戻し貢献したいと考えています。
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*多数の志望動機 例文を、以下のページでご紹介しています!
・パワフル、協調性、世話好き…【性格タイプ別】
・病院、クリニック、介護、訪問看護…【勤務先別】
・内科、循環器科、産婦人科、皮膚科…【診療科目別 1】
・外科、ICU、オペ室、整形外科…【診療科目別 2】
*こちらでは、自己PRの例文をケース別にご用意!→「自己PR」 例文集
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