経験やスキルをアピールしたいなら、職務経歴書にこだわりましょう!ここでは経験豊富な人向けの「キャリア式」職務経歴書の書き方をご紹介。看護師としての職務内容、保有資格、自己PRなどの書き方を、項目ごと解説します。職務経歴書のフォーマットも無料ダウンロードできます。

以下のボタンから、キャリア式の職務経歴書フォーマットがダウンロードできます

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「キャリア式」職務経歴書の書き方

「キャリア式」とは、職種や業務内容ごとに職務経歴を見やすくまとめて記載する形式です。
「編年式」「キャリア式」の使い分けは、こちらを参考にしてください

 

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(1)経歴概略

自分の経歴を5行程度に簡潔にまとめましょう。
採用担当者が一番はじめに読むところなので、アピールしたい経歴と能力を端的に書きます。また、簡単に退職・転職理由を書き添えてもいいでしょう。

●記入例
総合病院の皮膚科で10年間看護業務に従事、その後、主任看護師として10年間勤務しました。主任看護師の際には、病棟の看護師の教育や、看護業務の管理・指導など、統括的な業務も行いました。今回、教育や指導の経験をもっと積みたいと思い、新たな職場を希望しております。

(2)職務経歴・職務内容

キャリア式では、職務や職種ごとに項目をまとめて記載していきます。
時系列に沿って書く必要はありません。もっとも見てほしい項目、つまり、今回の応募する仕事に関係するものを一番上にするのがいいでしょう。まとめる項目は自由です。項目の分け方は、下記を参考にして自分の経歴に合わせて決めましょう。

<項目の分け方>

●職種ごとに分ける
「看護師」、「助産師」、「ヘルパー・介護職員」など、職種ごとに経験した業務を明記する。

●勤務先の事業形態ごとに分ける
「大学病院」、「クリニック」、「訪問看護」、「介護施設」など、事業形態ごとに経験した業務を明記する。

●診療科目ごとに分ける
「内科」、「小児科」、「整形外科」、「精神科」など、診療科目ごとに経験した業務を明記する。

●役職ごとに分ける
「看護師」、「主任看護師」、「看護師長」など、役職ごとに経験した業務を明記する。

(3)月(期間)

勤務期間を明記します。
キャリア式では時間の経過順に経歴が表記されないため、少しわかりにくい場合があります。勤務した時期(いつからいつまで)と期間(何年何か月)は、正しくはっきり記載しましょう。

(4)業務内容

それぞれの期間ごとに、経験した業務の内容や成果を簡潔に記します。
ポイントは具体的に書くこと。例えば、病院や老人介護施設などに勤めていた期間のうち、「何科」で「どんな看護業務」をしたかが分かるようにします。また、リーダー、プリセプター、委員会など重要なミッションをされた場合、その経験も合わせて記載しましょう。また、業務の成果や、業務を通じて学んだことをアピールするのもおすすめです。

●記入例
2010年4月~2015年4月(5年1ヶ月)
病床数20床の整形外科病棟に勤務。点滴や注射、バイタルサイン測定、採血などの体調管理、その他の様々な検査、清拭・入浴介助、排泄介助、食事介助、清潔ケア(洗髪・口腔ケア)などを行う。勤務3年目からは、プリセプターとして新人の指導も行う。

(5)保有資格

准看護師、看護師免許の取得年月日のほか、仕事に関連しそうな資格をすべて記載します。

教員免許、英語、パソコンなどの一般的な資格も持っていれば記載しておきましょう。また、現在取得予定(勉強中)のものがある場合は、下記のように記入することをおすすめします。

●記入例
ケアマネジャー(介護支援専門員)資格取得のために勉強中(または受講中)

●ぜひ履歴書に明記したい資格

<看護系>
専門看護師
認定看護師
保健師
助産師

<介護系>
ケアマネジャー(介護支援専門員)
介護福祉士
社会福祉士
介護職員初任者研修
ホームヘルパー1級・2級(訪問介護員)
認知症ケア専門士
社会福祉主事
福祉住環境コーディネーター

<その他>
栄養士・管理栄養士
養護教諭
保育士
普通自動車運転免許
教員免許

※他にも仕事に関連する資格があれば、すべて記載しましょう。

(6)志望動機・自己PR

あなたの強みや意欲を自由に書きましょう。
採用担当者に「この人と一緒に働きたい!」と感じてもらえるかが重要です。読む人の気持ちを意識して書きましょう。志望動機や自己PRは履歴書に書く場合も多いですが、詳しく書きたい場合や、強く伝えたい場合には再度書いて構いません。ただし、全く同じ文章を繰り返すのは避けましょう。何を書けばいいかわからない場合は、以下の項目を参考にしてみてください。

●実績・周囲からの評価
「仕事中こんな工夫をしたことで、問題が改善された」、「医師や患者さんからこんなことで褒められた」など、あなたの仕事ぶりや実績が伝わる内容を書きましょう。

●表彰・昇格・委員会経験
組織などで表彰された経験や、リーダーへの昇進・昇格経験、委員会活動の経験などはアピールポイントです。

●自分の長所・スキル
自己分析や周囲からの声をふまえ、自分の性格や行動面での長所を考えてみましょう。あなたの内面や行動の特徴が伝わり、担当者に理解してもらいやすくなります。

志望動機・自己PRの書き方は、このページで詳しく紹介しています。
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