自己PRは、あなたという看護師を知るための重要な手がかりとなります。人から評価されたエピソードや実績をまじえてアピールすると、より伝わりやすくなります。
今回は、オペ室、ICU、透析、内視鏡室など業務内容別の自己PRの記入例をご紹介。めざす業務の例文をアレンジして、自分に合った自己PRを作ってください。


<注意:「貴」と「御」の使い分けについて>

志望動機などで相手方を呼ぶ際は、敬意を示すために「貴院」、「御社」などと表現をします。履歴書等の書面に書く場合は「貴(き)」、面接等で話す時は「御(おん)」とつけるのが正しい表現です。
その際、病院の場合は「貴院」、施設の場合は「貴施設」、社会福祉法人の場合は「貴法人」、一般企業の場合は「貴社」などと使い分けます。

例文1. <オペ室>
オペ室の器械出しのスキルアップを目指す人のケース

医療はチームワークが大事だと思いますが、特にオペ室は強くそのように感じます。これまでチームの一員として、誰が何を必要としているのか、次はどのように動けばいいのか気を配ってきました。ひとつ先を読んで行動するのが得意なため、器械出しは適していると思います。一通りの診療科を体験することで、より頼りにされるオペ室看護師を目指します。

例文2. <ICU>
オペ室勤務から、ICU看護師を目指す人のケース

オペ室で外回りを担当していました。手術によっては急変や予期せぬアクシデントなどに遭遇することもありますが、そのような時でも常に落ち着いて行動することを心がけてきました。「冷静で適切な対応をしている」と、医師に評価していただいたこともあります。ICUも緊張感ある現場です。冷静かつ的確な対応で、患者様をサポートしていきたいです。

例文3. <透析>
長期間にわたる透析治療を支えたいと考える人のケース

外科病棟での勤務は5年目に入ります。人のお顔と名前を覚えるのが得意なので、入れ替わりが激しい病棟でも、患者様にまめに声かけを行っていました。透析治療は長期間かけて行うため、患者様と看護師との信頼関係も大切であると思います。持ち前のコミュニケーション力を活かして、長期間にわたる透析治療を支えていきたいと思います。

例文4 <内視鏡室>
内視鏡に関する専門スキルをあげたい人のケース

総合病院の消化器内科で6年の勤務経験があり、内視鏡検査にも携わりました。もともと機械類に強く、特殊な装置の扱いにも比較的すぐ慣れることができるタイプです。その特技を生かし、特殊な装置である内視鏡の使い方も、早く覚えたいと思います。患者様の体に負担が少なく、医師がスムーズに検査ができるようてきぱきとした介助を心がけます。

image002

例文5. <透析>
腎臓内科での経験を活かして透析ルームで働きたい人のケース

泌尿器科で4年、腎臓内科で4年勤務し、一貫して腎臓病の看護に関わってきました。腎臓内科では透析にも携わってきたため、シャント部の観察や管理なども経験しています。一連の流れもつかんでいるので、採用された際には、スムーズに業務に入ることができると思います。これまでの経験を貴クリニックで発揮できるようがんばりたいと思います。

例文6. <オペ室>
外来病棟からオペ室看護師を目指す人のケース

外来病棟で働いて5年目です。手術が不安な患者様を支えるという点では、オペ室の外回り担当と共通する点があると思います。患者様一人ひとり、どのようなことを不安に思っているのか違うため、寄り添いながら不安を一つひとつ消していくことを心がけてきました。貴院のオペ室でもスキルアップを重ね、患者様に信頼される看護師を目指します。

例文7. <内視鏡室>
最先端の内視鏡専門クリニックでスキルを高めたい人のケース

これまでも内視鏡室で多くの患者様のケアに関与してきました。患者様は「内視鏡=つらい」と考えることが多く、検査前に身体が固まってしまう方がたくさんいらっしゃいました。そんな時は、丁寧な説明や緊張をときほぐす対応をすることで、検査に前向きになっていただけたことが何度もあります。最先端の技術を持つ貴クリニックで、疾病の早期発見のために力を尽くしていきたいです。

→「診療所・クリニック」の求人を見る

例文8 <透析>
ブランク後、未経験で透析看護師に挑戦したい人のケース

内科外来で6年間勤務した後、育児に専念していました。内科外来では幅広い年代、様々な疾病の患者様が来院したため、コミュニケーションスキルが鍛えられたと思います。一人ひとりの声に耳を傾け、信頼関係を築くことにも力を注いできました。透析は初めての経験でブランクもありますが、意欲的に仕事に取り組み、早く戦力になりたいと考えています。

→「未経験者歓迎」の求人を見る

例文9. <オペ室>
幅広い症例を持つ病院で、オペ室のスキルを高めたい人のケース

オペ室の器械出しを担当して3年になります。オペ室は患者様の生命と直結する緊張感ある現場です。手際のよい介助を行えば、患者様の身体の負担減につながると、常に考えて行動してきました。その姿勢が評価されたのか、今では執刀医に直接介助を指名されることもあります。幅広い症例の手術に参加し、より器械出しのスキルを極めたいです。

例文10. <透析>
泌尿器科の経験を活かして透析看護師として働きたい人のケース

泌尿器科勤務7年目です。腎臓病は生活習慣を改めることで改善もはかれることから、看護師数人と「生活習慣改善」の勉強会を立ち上げました。食事指導などを主とした内容は、「わかりやすい」と患者様やご家族に大変好評です。勉強会後には患者様お一人おひとりに合ったアドバイスをするなど、より濃密なコミュニケーションがとれたと思います。これまで勉強してきた知識とコミュニケーション力を貴院でも役立てられるよう尽力します。

○      ○      ○

 

*以下のページで、志望動機・自己PRや、履歴書・職務経歴書の上手な書き方をご紹介しています

→「志望動機・自己PR」の書き方の基本

→履歴書の書き方 「項目別の記入方法」

→職務経歴書の書き方 「基本と準備」

ナースエージェントの求人数は国内最大級! エリア・業種など、様々な条件で検索できます。