自己PRは、同僚や患者さんなど、他者から評価されたエピソードや実績をまじえてアピールすると、よりリアルに伝えることができます。

今回は、「外科」「整形外科」「リハビリ」など、診療科別の自己PRの文例をご紹介します。希望する科の例文をあなたらしくアレンジして、自分に合った自己PRを作ってください。


<注意:「貴」と「御」の使い分けについて>

志望動機などで相手方を呼ぶ際は、敬意を示すために「貴院」、「御社」などと表現をします。履歴書等の書面に書く場合は「貴(き)」、面接等で話す時は「御(おん)」とつけるのが正しい表現です。
その際、病院の場合は「貴院」、施設の場合は「貴施設」、社会福祉法人の場合は「貴法人」、一般企業の場合は「貴社」などと使い分けます。

例文1. <外科>
内科病棟での経験を活かして外科に転職したい人のケース

これまで内科病棟に勤務していました。観察力は誰にも負けないという気持ちで、お一人おひとりと向き合う看護を心がけてきました。表情の僅かな曇りから不安をキャッチし、話を聞き、患者様に笑顔が戻ったこともあります。外科は初めてですが、看護師として成長するチャンスだと思っています。一日も早く患者様の精神的な支えとなれるよう努力したいと思います。

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例文2. <整形外科>
明るい対応が評価されてきた人のケース

整形外科クリニックで5年間の勤務経験があります。慢性的な痛みに沈み込んでいる方にも明るく接し、前向きな気持ちになっていただくように努めてきました。「あなたと話していると痛みを忘れる」と言ってくださる患者様もいて、やりがいを実感しました。明るくアットホームな貴クリニックの評判を聞き、ぜひそうした職場で貢献できればと思います。

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例文3. <リハビリ>
運動器看護師の資格と知識をアピールしたい人のケース

整形外科病棟で7年勤務し、運動器疾患がQOLの低下に大きく影響することを実感してきました。そこで昨年、学会認定運動器看護師の資格を取得しました。そこで得た専門知識を活かし、患者様の運動器機能の維持に貢献したいと考えています。高齢者からスポーツ選手まで幅広く対応している貴院のリハビリテーションセンターで、力を尽くしたいと思います。

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例文4. <外科>
看護スキルをさらに高めたい人のケース

外科病棟で10年の経験があります。入院患者様の生活の質を常に考え、褥瘡ケアや感染症予防について独学で学びました。その後、院内に褥瘡ケアの委員会を立ち上げ、病棟全体のレベルアップに力を尽くしてきました。学ぼうという意欲には自信があります。今後は最先端の医療を提供されている貴院で、心臓外科の看護スキルも学んでいきたいと考えています。

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例文5. <整形外科>
救急外来での経験を活かして転職したい人のケース

救急外来で5年のキャリアがあります。緊急時の対応も数多く経験を積み、迅速な判断力には自信を持っています。また、臨床現場においては、チームの一員としての貢献を心がけてきました。今回、興味のある分野で専門性を磨きたいと思い、整形外科への転職を志望しています。手術実績が豊富な貴院で、一日も早く戦力となるよう頑張りたいと思います。

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例文6. <リハビリ>
笑顔で自宅復帰するためのお手伝いをしたい人のケース

回復期リハビリテーションで3年間、経験を積みました。大切なのは、患者様の回復したいという意欲を引き出し、支えることだと実感しています。根気強い性格なので、患者様が「根負けしたよ」と笑いながらリハビリに取り組んでくださることもありました。貴院でも、一人でも多くの患者様が笑顔で自宅復帰されるよう、お手伝いしたいと思います。

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例文7. <ICU>
ICUで役立つ資格とスキルを持っている人のケース

呼吸器科で経験を積む中で、呼吸療法認定士の資格を取得しました。呼吸器疾患は急変も多いため、小さな変化も見逃さない看護を心がけてきました。ICUは未経験ですが、臨機応変な対処も得意なので向いていると考えています。今後はさらに集中ケア認定看護師の資格を取得し、患者様のために幅広い知識で貢献できる看護師をめざしたいと思います。

例文8. <オペ室>
手術室看護の経験と専門知識をアピールしたい人のケース

オペ室の看護師に大事なのは、コミュニケーションだと考えています。手術に携わる部署も、メンバーも多い中で、しっかり連携役を務めてきました。これまでに周術期管理チーム看護師の資格を取得し、次は手術室認定看護師もめざしています。これまでの経験や専門知識をチーム医療の中で活かしながら、貴院で貢献したいと思っています。

例文9. <外科>
がん患者から、看護の奥深さを学んだ人のケース

外科病棟での勤務5年目です。最近2年間は、消化器系のがん患者様が多い病棟でした。いつも大きな声で笑っている患者様が、あるとき急に、ほろりと涙を流されたことがありました。笑顔の陰の不安や恐れに気づかされ、気持ちを汲み取ることの難しさを痛感しました。外科は学ぶことも多く、まだまだ勉強が必要です。貴院でも精進し続けたいと思います。

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例文10. <ICU>
救急看護の経験を活かしてICUにチャレンジしたい人のケース

ICUの看護師は初めてですが、救命救急センターに勤務した5年間で、あらゆる疾患に対処し、最新の医療機器に触れてきたことは強みになると思っています。今回、新たな挑戦をしたいと思い、ICUを志望しました。スポーツ競技をずっとやってきたおかげで、緊張する場面でも冷静に、集中力を保つのが得意です。ぜひ貴院でも力を発揮したいと思います。

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*以下のページで、志望動機・自己PRや、履歴書・職務経歴書の上手な書き方をご紹介しています

→「志望動機・自己PR」の書き方の基本

→履歴書の書き方 「項目別の記入方法」

→職務経歴書の書き方 「基本と準備」

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