自己PRは、自分という看護師をよく知ってもらうためのもの。同僚や上司などから評価されたエピソードや実績を交えてアピールすると、よりリアルに伝えることができます。

今回は、「いつも笑顔でいる」「高齢者が好き」などの性格上の強みをアピールする自己PRの例文をご紹介。自分の性格に近い文例をアレンジして、あなたらしい自己PRを作ってください。


<注意:「貴」と「御」の使い分けについて>

志望動機などで相手方を呼ぶ際は、敬意を示すために「貴院」、「御社」などと表現をします。履歴書等の書面に書く場合は「貴(き)」、面接等で話す時は「御(おん)」とつけるのが正しい表現です。
その際、病院の場合は「貴院」、施設の場合は「貴施設」、社会福祉法人の場合は「貴法人」、一般企業の場合は「貴社」などと使い分けます。

例文1. <いつも笑顔でいる>
笑顔の力を信じ、患者のQOL向上に努力する人のケース

多くのがん患者様と接する中で、私は笑顔の力を信じ、気分がふさいでいる患者様に対して柔らかな表情を向けることを意識してきました。そうすることで、患者様がほっとした表情を見せてくださったことが何度もあります。今後はさらに化学療法に関する知識を身につけ、患者様のQOLを高め、患者様ご自身に笑顔を取り戻していただく努力をしていきたいと思っています。

例文2. <高齢者が好き>
人生の先輩であるお年寄りと接するのが好きな人のケース

内科病棟で5年間勤務しましたが、人生の大先輩であるお年寄りのお話しを聞くのが好きで、同じお話の繰り返しなども全く苦ではありませんでした。この性格は高齢者看護に向いていると思い、老人ホームでの勤務を希望しております。病棟看護を通じて 感染症対策や嚥下障害に関する知識やスキルを磨いてきましたので、その経験を今後は貴ホームで活かしたいと思います。利用者様一人ひとりの暮らし方を尊重しながら、健康管理のお手伝いをしたいと思います。

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例文3. <子ども好き>
子どもが好きで体力もある人のケース

6年間の小児科勤務で学んだのはコミュニケーションの大切さで、声のトーンにも注意を払っています。緊張でガチガチだったお子さんの表情がほぐれると、保護者の方にも安堵の笑顔が広がり、やりがいを感じます。子どもが大好きですし体力もありますので、夜間の救急も苦にはなりません。24時間態勢で診療されている貴クリニックで、子どもたちのために頑張りたいと思います。

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例文4. <困っている人の役に立つ>
臨機応変にサポートしたい人のケース

困っている人を見ると何とかしたいと思う性格です。病棟看護では、患者様のニーズを察知するとすぐに行動し、多くの改善を実現してきました。訪問看護への転職を決めたのは、様々な報道で在宅介護・看護の難しさを目にし、退院していく高齢者の方たちのその後が気になったからです。微力ではありますが、貴社の訪問看護ステーションを通じて地域に貢献したいと思います。

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例文5. <コミュニケーションが得意>
心を開いて良好な人間関係を築ける人のケース

内科病棟で8年間勤務してきましたが、仕事と家庭の両立を考え、このたび残業のない透析施設を志望しました。透析看護師は、患者様のストレスを少しでも緩和するため、良好な人間関係を築くことが大事だと考えています。私は自分から心を開いて接するのが得意で、コミュニケーション力には自信があります。その強みを貴クリニックで活かしたいと考えています。

例文6. <目立つより裏方が好き>
チーム医療をじっくりサポートできる人のケース

私はどちらかというと、前面に出て行動するより、裏方に回って細々としたことに気を配るのが得意な方です。これまでも入院患者様とじっくり向き合い、言葉にならないニーズを感じ取ることで、チーム医療に貢献してきました。貴院の慢性期病棟における患者様やご家族との関わりの中で、そうしたサポート力が生かせるのではないかと考えています。

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例文7. <集中力がある>
これまでのキャリアで磨いた集中力をアピールしたい人のケース

私の強みは集中力だと思っています。手術室の看護師として長時間のオペに携わるなかで、タイミング良く器具を手渡しできるよう努力しながら技術を磨きました。医師からも「チームを組みやすい」と評価されてきました。貴院はこれまでの病院よりも規模が大きく、手術件数も多いのですが、持ち前の集中力を発揮し、即戦力として貢献したいと思います。

例文8. <ノリがいい>
相手の気持ちやペースに順応して行動できる人のケース

私はよく「ノリがいい」と言われます。それは単に明るく振る舞えるというだけでなく、相手の気持ちや、求めているものを敏感にキャッチし、行動できるからだと思っています。患者様と接するときも、相手のペースに合わせることを大事にしてきました。今後は高齢者看護の分野でその姿勢を活かし、特に認知症の利用者様との対応で貢献したいと思っています。

例文9. <向上心がある>
復職を機にスキルアップしたいと考える人のケース

しばらく子育てに専念していましたので、4年ぶりの看護師への復帰になります。以前は一般病棟や透析センター勤務でしたが、この機会に以前から興味があった糖尿病看護に携わりたいと考えました。血糖管理や生活習慣・食事指導などのスキルを磨き、糖尿病専門クリニックの貴院で、患者様のQOL維持も含めた幅広いサポートをしていきたいと思っています。

例文10. <慎重>
どんなときでも注意深く仕事がこなせる人のケース

迅速な対応が必要な救命救急の現場で、医師や他のスタッフから正確な対応力を高く評価していただきました。私はもともと慎重なタイプなので、常に先を読み、様々な事態を想定しながら注意深く対応することを心がけてきた結果だと思います。将来はフライトナースをめざしており、貴院でさらに高度な救急医療に携わり、スキルを磨いていきたいと考えています。

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*以下のページで、志望動機・自己PRや、履歴書・職務経歴書の上手な書き方をご紹介しています

→「志望動機・自己PR」の書き方の基本

→履歴書の書き方 「項目別の記入方法」

→職務経歴書の基本と準備

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