自分という看護師を知ってもらうために、「自己PR」はとても大切な項目です。先輩や同僚などから評価されたエピソードや、これまでの実績をまじえ、採用担当者に伝わる文章を作成しましょう。
今回は、呼吸器科や脳神経外科、放射線科、眼科など、診療科目別の自己PRの記入例をご紹介。あなたが希望する診療科目にあわせアレンジして、オリジナルの自己PRを作ってください。


<注意:「貴」と「御」の使い分けについて>

志望動機などで相手方を呼ぶ際は、敬意を示すために「貴院」、「御社」などと表現をします。履歴書等の書面に書く場合は「貴(き)」、面接等で話す時は「御(おん)」とつけるのが正しい表現です。
その際、病院の場合は「貴院」、施設の場合は「貴施設」、社会福祉法人の場合は「貴法人」、一般企業の場合は「貴社」などと使い分けます。

例文1.<呼吸器科>
→観察眼が鋭く、異変を察知することが得意な人のケース

現在は呼吸器科で勤務。私は些細な変化に対しても、違和感を持ったら確認することを心がけるタイプです。この性格は患者様が急変することが多い呼吸器科では、とても役立っていると感じます。師長からは「観察眼が鋭く異変にすぐ気が付く」と評価されました。貴院でも全身状態の把握はもちろん、会話などからも異変を察知し、患者様のケアにあたっていきたいと思います。

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例文2.<脳神経外科>
→スムーズな介助のための技術を習得している人のケース

現在勤務する整形外科には、介助を必要とする患者様も多く訪れます。そのため、スムーズな介助ができるように、ボディメカニクスの技術を習得しました。脳神経外科は未経験ですが、高齢の患者様が多く車椅子移乗の機会も多い脳神経外科の病棟でも、このスキルを役立てられると思います。入院中の患者様のケアに必要な、食事介助や誤嚥防止といった知識についても勉強中です。

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例文3.<放射線科>
→認定看護師の資格を取得したいなど、スキルアップに前向きな人のケース

前職の緩和ケア病棟で心がけていたことは、患者様やご家族の不安に寄り添うことです。この経験は、放射線科でがん治療に向かう患者様に対しても役立つと感じています。患者様により安心感を与えることができるよう、経験をつみ重ねて「がん放射線療法看護認定看護師」の資格も取得したいと考えています。

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例文4.<眼科>
→眼科で検査やオペ介助など幅広い経験を積んでいる人のケース

前職の眼科では、診療サポートのほか、検査やオペのサポートなど幅広い経験を積みました。検査は患者様の集中力も要するものなので、集中力が途切れないよう短時間で正確に行う工夫が必要です。手術の器械準備や介助では、医師から「スピーディで正確」と評価されることも多くありました。持ち前のスピードと正確さを、ぜひ貴院でも発揮したいと思います。

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例文5.<形成外科>
→悩みをしっかり聞き取り、患者様に寄り添うことが得意な人のケース

形成外科の看護師には、カウンセリング力も必要であると感じています。そのため、前職では、患者様やご家族に寄り添い、悩みをしっかりと聞き取ることを心がけてきました。「治療に前向きになれた」と患者様から言われたこともあります。オペ室の業務も数多く経験してきたため、手術件数が多い貴院でも即戦力として活躍したいと思います。

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例文6.<精神科>
→ねばり強く患者様にかかわることが得意な人のケース

昔から人の話に耳を傾けることが好きで、長く話を聞くことも苦痛に感じません。療養病棟勤務時には、興奮したり攻撃的になる患者様の対応をすることもありましたが、受け止めることを大切にし、信頼を得ることができました。ねばり強く長期間かけて患者様に接することができる性格は、精神科に合っていると自負しています。

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例文7.<泌尿器科>
→患者様の羞恥心を取り払い、スムーズな治療を心がける人のケース

泌尿器科の患者様の中には、「恥ずかしい」という気持ちを持っている方も多くいらっしゃいます。そのため、患者様の羞恥心を取り払い、医師がスムーズに治療できるような介助を心がけてきました。また、前職ではオペ介助も多く行いました。日帰り手術の症例数が多い貴クリニックで、これまでの経験を活かしていきたいと思います。

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例文8.<神経内科>
→進化する治療法に対応するため、熱心に勉強に取り組む人のケース

神経内科では急性期だけではなく、回復期の患者様のケアも経験しました。言葉を発せない患者様や体を動かせない患者様の気持ちを汲み取り、ねばり強くケアすることを大切にしてきました。扱う疾患が広く、治療方法も日々進化するため、つねに勉強を欠かせません。急性期の看護に役立てられるよう、昨年は「集中ケア認定看護師」も取得しました。

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例文9.<耳鼻咽喉科>
→子どもの恐怖心をやわらげる対応を心がけてきた人のケース

5年間、小児科クリニックに勤務していました。子どもの患者様には処置や検査で恐怖心を感じさせないよう気を配ってきました。子どもが嫌がるポイントや安心する声かけも心得ています。中耳炎やアレルギーの子どもが多いことを知り、耳鼻咽頭科に興味を持ちました。小児科での経験を、子どもの耳鼻科疾患に特化した貴院でも活かしたいと思います。

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例文10.<麻酔科>
→薬剤に関する豊富な知識を持っている人のケース

現在は麻酔科ですが、その前は外科の外来も経験しているため、クリニックでの業務もスムーズに対応できると思います。さまざまな疾患の疼痛コントロール方法、使用する薬剤についても、これまで勉強を重ねてきました。「痛み」に対する患者様の恐怖心や不安を和らげることができるよう、医師と連携して力を尽くしていきたいと思います。

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*以下のページで、志望動機・自己PRや、履歴書・職務経歴書の上手な書き方をご紹介しています

→「志望動機・自己PR」の書き方の基本

→履歴書の書き方 「項目別の記入方法」

→職務経歴書の書き方 「基本と準備」

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