自己PRは、自分という看護師を知ってもらうために大切な項目です。先輩や同僚などから評価されたエピソードや、これまでの実績をまじえてアピールしましょう。
今回は、一般病棟、療養病棟、外来、救急など業務内容別の自己PRの記入例をご紹介。自分の実績に書き換えるなどのアレンジをして、オリジナルの自己PRを作ってください。


<注意:「貴」と「御」の使い分けについて>

志望動機などで相手方を呼ぶ際は、敬意を示すために「貴院」、「御社」などと表現をします。履歴書等の書面に書く場合は「貴(き)」、面接等で話す時は「御(おん)」とつけるのが正しい表現です。
その際、病院の場合は「貴院」、施設の場合は「貴施設」、社会福祉法人の場合は「貴法人」、一般企業の場合は「貴社」などと使い分けます。

例文1. <一般病棟(内科)>
以前勤務していたのと同じ診療科目で勤務を考える人のケース

人とのコミュニケーションが好きなので、長期間にわたり患者様に向き合える内科病棟は、私の性格に合っていると思っています。以前勤務していた内科病棟では高齢の患者様も多く、ADL低下による生活のケアも重点的に行っていました。認知症の患者様のケアにも多く携わってきましたので、貴院の内科病棟でもその経験を活かしていけたらと思います。

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例文2. <療養病棟>
生活の質を重視したケアを行いたいと考える人のケース

以前勤務していた内科病棟でがん患者様への緩和ケアに携わったことが、療養病棟で働こうと思ったきっかけです。緩和ケアでは、痛みでなかなか眠れなかったり、食事ができない患者様のQOLの向上に貢献することができました。療養病棟で経験を積み、ゆくゆくは緩和ケア認定看護師になりたいと考えています。

例文3. <外来(内科)>
内科外来で、患者様の不安をやわらげるケアをしたい人のケース

内科病棟で5年勤務していますが、いつもどうしたら患者様の不安を和らげることができるかを心がけてケアを行っています。検査を怖がる子供の患者様に対しては、絵やぬいぐるみを使って検査への理解を促すような工夫を行い、成果を出してきました。外来でも患者様の不安や心配を少しでも軽減できるよう、創意工夫を重ねたいと考えています。

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例文4. <救急外来>
循環器科から救急外来を目指す人のケース

新卒で循環器科に配属。循環器科では急変する患者様も多く、即座に的確な判断が要求されるという点が、救急外来と共通していると思います。場数を踏んだことで、緊迫した現場でも冷静に対応できるようになりました。昨年は「循環器専門ナース」資格も取得。これまでのスキルを活かして貴院に貢献するとともに、より知識の幅を広げたいと思います。

例文5. <外来(外科)>
さまざまな外来の経験を積みたいと考える人のケース

内科・整形外科の外来で働いてきましたが、共通しているのは患者様とのコミュニケーションの大切さです。ヒアリング次第で、患者様の症状の説明が変わることもあり「伝えたいことを引き出してくれた」と感謝されたこともありました。外科は忙しいと思いますが、密なコミュニケーションを心がけ、医師と患者様のかけ橋になれるよう尽力します。

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例文6. <救急外来>
看護学生の時から興味があった診療科に転職したいケース

これまでは一般病棟に勤務。急変・急患が多い夜間ではリーダーも務めました。物事を引きずらない性格のため、切り替えが必要な救急外来の業務は適していると思います。看護学生の時から、いつかは救急外来で働きたいという思いを持ち続けていました。初めて経験する診療科ですが、一般病棟で培ったスキルを活かし、貴院に貢献したいと思います。

例文7. <外来(眼科)>
家庭との両立を考えている人のケース

前職の外来外科では、医師がスムーズに診察できるように常に気を配っていました。患者様のためにも迅速さと丁寧さを心掛けており、その姿勢は医師にも評価していただきました。眼科ははじめての挑戦ですが、母が緑内障を患っていることから、その重要性を感じています。臨機応変な対応が多かった外科外来の経験は、眼科外来でも活かせると思います。

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例文8. <療養病棟>
患者様の心に寄り添う看護をしたいと考える人のケース

展開が早い外科病棟よりも、患者様主体のケアができることに魅力を感じ、療養病棟の看護師を志望しています。療養病棟への転職を意識してからは、褥瘡や排泄ケアの勉強会に参加するなど、勉強を続けています。実際の現場では教科書通りにいかないことも多いかと思いますが、1日でも早く皆さんの力になれるよう頑張ります。

例文9. <精神病棟>
心のケアに興味がある人のケース

現在、産業カウンセラーの資格を取得するために勉強中です。もともと人の話に耳を傾けることが好きで、患者様には、話し終わったあとに「伝えられてスッキリした」と感謝されることもありました。精神疾患の患者様を抱えるご家族の方も不安な気持ちであると思います。患者様だけではなくご家族にも寄り添い、長期にわたる闘病を支えていきたいです。

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例文10. <一般病棟(整形外科)>
患者様の回復具合がわかる整形外科を希望するケース

救急外来で働いていますが、事故や骨折などで来院する患者様も多くいらっしゃいます。そんな患者様の回復を最期まで見届けたいという思いが強くなったことから、専門書を読んだり勉強会に参加し、少しずつではありますが整形外科に必要な知識をためています。救急外来では、ギプス固定や骨折牽引は経験済みです。リハビリや在宅でのケアも含め、トータルで看護に携わることができるよう力を尽くします。

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*以下のページで、志望動機・自己PRや、履歴書・職務経歴書の上手な書き方をご紹介しています

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