志望動機は、履歴書や職務経歴書の中でも特に重要。あなたの熱意や仕事への取り組む姿勢がもっとも伝わる項目で、面接でも必ずと言っていいほど聞かれる項目です。
今回は、「外科」「ICU」「オペ室」などの診療科別に志望動機記入例をご紹介。希望する診療科の文例を参考にして、あなたの思いが伝わる志望動機を作ってください。
<注意:「貴」と「御」の使い分けについて>
志望動機などで相手方を呼ぶ際は、敬意を示すために「貴院」、「御社」などと表現をします。履歴書等の書面に書く場合は「貴(き)」、面接等で話す時は「御(おん)」とつけるのが正しい表現です。
その際、病院の場合は「貴院」、施設の場合は「貴施設」、社会福祉法人の場合は「貴法人」、一般企業の場合は「貴社」などと使い分けます。
目次
- 1 例文1. <外科> 外科病棟は自分に向いていると感じている人のケース
- 2 例文2. <ICU> 自分の成長を実感し、ICUに再挑戦したい人のケース
- 3 例文3. <オペ室> スペシャリストとしてスキルアップしたい人のケース
- 4 例文4. <外科> 患者ともっと触れ合う機会を増やしたい人のケース
- 5 例文5. <整形外科> 急性期病院の看護師から、整形外科を志望している人のケース
- 6 例文6. <リハビリ> 急性期病院のリハビリ病棟での経験を活かし、さらに専門性を追求したい人のケース
- 7 例文7. <ICU> ICUは未経験だが、勉強してスキルアップする意欲がある人のケース
- 8 例文8. <外科> 外科のキャリアを活かしつつ、小児外科の看護に携わりたい人のケース
- 9 例文9. <整形外科> 整形外科での経験がある人のケース
- 10 例文10. <リハビリ> 整形外科の勤務経験を活かし、仕事に復帰する人のケース
例文1. <外科>
外科病棟は自分に向いていると感じている人のケース
→勉強会など看護師のスキルアップに熱心な病院への転職を希望
外科病棟で3年間勤務してきましたが、転居をきっかけに転職することになりました。テキパキと動くことが好きで、外科病棟は向いていると感じています。貴院のホームページを拝見したところ、各病棟ごとに勉強会や業務改善を積極的に行っていて、先輩看護師のみなさんの熱意が伝わってきました。ぜひ私もその一員に加えていただきたいと思います。
例文2. <ICU>
自分の成長を実感し、ICUに再挑戦したい人のケース
→大学病院の集中治療室へ転職を希望
看護師になって3年目にICU担当になり、そのときは目の前の処置を正確にこなすだけで精一杯でした。その後、内科病棟も経験し、患者様一人ひとりの変化に気を配ることができるようになってきました。今回、ICUを志望したのは、自分にとっての再挑戦です。貴院のような高度医療を提供する大学病院で、最善のケアができるよう力を尽くしたいと思います。
例文3. <オペ室>
スペシャリストとしてスキルアップしたい人のケース
→オペ室専任で働ける大規模病院への転職を希望
前職の病院では、オペ室の看護師は病棟と兼任でした。自分により向いていると感じたオペ室で手術介助のスキルを磨くため、オペ室を専任で務められる病院を探していました。貴院は手術件数も県内トップクラスで、地域の方たちからの信頼も厚い病院です。手術室認定看護師の資格取得をバックアップしてくださる環境にも魅力を感じ、ぜひ貴院で精進したいと思い、志望しました。
例文4. <外科>
患者ともっと触れ合う機会を増やしたい人のケース
→オペ室看護から外科病棟への転職希望
オペ室の看護師として5年間勤務し、術前・術後に患者様を訪問し、精神的なサポートをする役割も担ってきました。そうした経験を重ねるうちに、患者様との接点をもっと増やしたいと考えるようになり、病棟看護師への転職を決めました。貴院は高度な手術も数多く行われています。これまで培った知識は、貴院の外科病棟でも役立つと考えています。
例文5. <整形外科>
急性期病院の看護師から、整形外科を志望している人のケース
→リウマチ治療に力を入れている地元に密着した整形外科への転職を希望
子育てが一段落したので仕事に復帰したいと考えています。前職は急性期病院の外科外来の看護師でしたが、患者さんとじっくり向き合う時間がなく、その点に少し物足りなさを感じていました。整形外科を志望したのは、母が関節リウマチを患ったことがきっかけです。貴院は地元に密着し、リウマチ治療に力を入れていると知り、志望しました。早く戦力となるよう、頑張ります。
例文6. <リハビリ>
急性期病院のリハビリ病棟での経験を活かし、さらに専門性を追求したい人のケース
→脳梗塞専門のリハビリテーションセンターへの転職を希望
これまでは急性期病院のリハビリ病棟で経験を積んできました。回復していく患者様を支援する看護には、とてもやりがいがあります。その一方で、脳卒中の後遺症を抱える方などの長期的なリハビリをサポートする必要性も痛感していました。そんなとき、脳梗塞のリハビリに力を入れる貴センターのことを知り、ぜひその一員として働かせていただきたいと思いました。
例文7. <ICU>
ICUは未経験だが、勉強してスキルアップする意欲がある人のケース
→院内外の研修が充実している病院のICUへ転職を希望
内科と外科病棟で合計7年間勤務してきました。集中治療室は看護師を志したときからの目標です。貴院は、院内外での研修が充実し、認定看護師の数も多いと聞き、志望しました。私は、急変への対処という面ではまだまだ経験不足です。それを補うためにも、スペシャリストの先輩方から多くのことを吸収し、私自身も早くスペシャリストと認められるよう頑張りたいと思います。
例文8. <外科>
外科のキャリアを活かしつつ、小児外科の看護に携わりたい人のケース
→小児外科がある大学病院への転職を希望
外科病棟を7年経験し、さらに専門分野を極めたいと考えたのが転職を志したきっかけです。貴院を志望したのは、以前より小児外科に関心があったからです。治療に対する子どもたちの恐怖心を少しでも取り除けるよう、心のケアも大事にしたいと考えています。大学病院の看護師は初めてですが、チームの一員として質の高い看護を提供できるよう頑張りたいと思います。
例文9. <整形外科>
整形外科での経験がある人のケース
→スポーツ整形外科への転職を希望
総合病院の整形外科病棟で勤務しています。その中で、復帰を急いだために悪化させてしまったスポーツ選手の方を何人か見てきました。私もスポーツが好きなので、そうしたスポーツ特有のケガからの復帰をサポートしたいと考えるようになりました。貴院は、選手一人ひとりの背景を考慮した丁寧な治療で定評があります。ぜひ私もお力になりたいと思い、志望いたしました。
例文10. <リハビリ>
整形外科の勤務経験を活かし、仕事に復帰する人のケース
→地域の介護とも連携したリハビリテーション科への転職を希望
育児のブランクを経て復帰を考えたとき、地域の方たちの顔が見える看護がしたいと思いました。前職は整形外科を担当していましたので、リハビリの分野なら、経験を活かし貢献もできると思います。貴院のリハビリテーション科は、併設する訪問リハビリや通所リハビリと連携し、地域のみなさんを幅広く支えていらっしゃいます。その点にも魅力を感じ、応募させていただきました。
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*多数の志望動機 例文を、以下のページでご紹介しています!
・パワフル、協調性、世話好き…【性格タイプ別】
・病院、クリニック、介護、訪問看護…【勤務先別】
・内科、循環器科、産婦人科、皮膚科…【診療科目別 1】
・外科、ICU、オペ室、整形外科…【診療科目別 2】
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