自己PRは、自分という看護師をよく知ってもらうためのもの。人から評価されたエピソードや実績をまじえてアピールすると、よりリアルに伝わります。

今回は、「発想力がある」「分析力がある」など性格上の強みをアピールする自己PRの例文をご紹介。自分の性格に近い文例をアレンジして、あなたらしい自己PRを作ってください。


<注意:「貴」と「御」の使い分けについて>

志望動機などで相手方を呼ぶ際は、敬意を示すために「貴院」、「御社」などと表現をします。履歴書等の書面に書く場合は「貴(き)」、面接等で話す時は「御(おん)」とつけるのが正しい表現です。
その際、病院の場合は「貴院」、施設の場合は「貴施設」、社会福祉法人の場合は「貴法人」、一般企業の場合は「貴社」などと使い分けます。

例文1. <発想力がある>
気持ちに寄り添い、最善の看護を考え出そうとする人のケース

看護師に大切なのは、患者様一人ひとりの不安や痛みを想像し、必要な看護を考え出す力だと思っています。特に外科手術前は心を砕き、患者様の気持ちに寄り添った声がけをするようにしていました。後で「あの一言で気持ちが落ち着いた」と感謝されたことが何度もあります。今後もそうした想像力や発想力を活かし、患者様のために最善を尽くしたいと考えています。

例文2. <分析力がある>
先入観にとらわれず、ニーズや問題点を分析できる人のケース

特別養護老人ホームの看護職を3年勤めました。認知症の利用者様も多いため、看護をする際には、先入観にとらわれず、お一人おひとりの背景や日頃の観察を元に、問題点や原因を把握するよう努めてきました。そうやって得た情報や経験をチームで共有することで、施設全体のレベルアップに貢献できたと思っています。そうした経験を貴施設でも活かしたいと思います。

→「介護施設」の求人を見る

例文3. <度胸がある>
度胸の良さで人に安心感を与えられる人のケース

人からはよく「肝が据わっている」と言われます。女性としては誉め言葉かどうか悩みますが、その度胸の良さが産科では役に立つと考えています。私が、どんと構えて対応することで、妊婦の方たちが安心してくださるのを何度も実感してきました。自分も出産を経験し、2年のブランクを経ての復職になりますが、これまで以上に安心を提供できる看護師をめざし頑張ります。

例文4. <努力家>
苦手を克服するために努力する人のケース

私はコミュニケーション力に自信があります。しかし最初からそうだったわけではありません。引っ込み思案だった私は、外来の仕事が苦痛でした。しかし、先輩達の表情を見て研究し、声のかけ方を何度も練習しているうちに、患者様との笑顔の交換が喜びになったのです。貴診療所のように地元の方から愛される病院で、さらに精進したいと考えています。

→「診療所・クリニック」の求人を見る

image2

例文5. <明るい>
チーム作業で、明るさを強みにできる人のケース

明るく、大勢の人と一緒に取り組むのが好きな性格なので、チーム医療のように力を合わせて進める業務が得意です。チーム医療では意見を集約して一つの方向をめざすことが大切ですが、そんなときに私はメンバー同士の繋ぎ目を果たしてきました。理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などとも連携が必要な回復期リハビリテーション病棟を転職先に選んだのも、この性格を活かせると思ったからです。

例文6. <仕切り上手>
段取りよく業務を進めることが得意な人のケース

外科に7年間勤務するなかで、術前・術後のケアには特に気を配ってきました。緊張している患者様に余計な負担をかけないよう、医師やオペ室の看護師とも連携し、段取りよく業務を進めることができたと自負しています。リーダーとして人を上手に動かすスキルも磨きました。今後は感染管理などの専門知識も身につけ、さらにレベルアップしたいと考えています。

例文7. <面倒見が良い>
患者や家族への、親身な心配りができる人のケース

勤務している小児救急では、つきそいのご家族へのケアも大事にしてきました。新人の頃、患者様はもちろんのこと、広い視野での心配りが大事だということを先輩看護師に教わり、以来ずっとモットーとしてきました。もともと面倒見の良い性格だったこともあり、看護師としての強みになっています。貴院でも患者様やご家族に安心感を与えられる看護を実践したいと思っています。

例文8. <フットワークが軽い>
より良い看護をするためにすぐ行動に移せる人のケース

私の強みはフットワークの軽さです。それを活かせるのが、訪問看護の仕事だと思っています。訪問看護はこれまでの病棟での看護と違い、看護師の判断に委ねられる部分が多く、責任も重いと感じています。だからこそ、疑問に感じたことをすぐに医師に相談したり、積極的に改善策を提案したりという行動力が大事だと思っています。一日も早く貢献できるよう頑張ります。

→「訪問看護」の求人を見る

例文9. <判断力がある>
素早い状況判断ができる人のケース

多忙ななかでも状況を把握し、素早く判断できるタイプです。もともと冷静に判断する性格でしたが、急性期病院で経験を積むなかでさらに磨きをかけました。外来の仕事は患者様と接する時間は短いですが、スムーズな診療につなげることで患者様に貢献できるので、やりがいを感じています。今後は、県の基幹病院である貴院で地域のために力を尽くしたいと思います。

例文10. <愛されキャラ>
開けっぴろげな性格を活かしたい人のケース

クリニックには、待合室の雰囲気も大切だと考えています。これまでも、患者様の緊張をやわらげるため、誰とでも仲良くなれる性格を活かして、親しみやすい対応を心がけてきました。高齢の患者様が「孫と話しているみたいだ」と笑顔を見せてくださったときは、やっていて良かったと感じました。アットホームな雰囲気が魅力の貴院で、その一員として貢献できれば大きな喜びです。

○      ○      ○

 

*以下のページで、志望動機・自己PRや、履歴書・職務経歴書の上手な書き方をご紹介しています

→「志望動機・自己PR」の書き方の基本

→履歴書の書き方 「項目別の記入方法」

→職務経歴書の基本と準備

ナースエージェントの求人数は国内最大級! エリア・業種など、様々な条件で検索できます。