「前職を辞めた理由は?」「入職後にしたいことは?」「残業や夜勤への対応は?」「何か質問はありますか?」…看護師の面接でよくある質問と、質問の裏にある面接官の意図をご紹介。
望ましい回答例やNG回答例もご用意したので、ぜひ参考にしてください。

→「志望理由を教えてください」

→「前の職場はなぜ辞められたのですか?」

→「今までのご経験を教えてください」

→「入職したら、どんな仕事をしたいですか?」

→「残業や夜勤には対応できますか?」

→「逆に、何かご質問はありますか?」

看護師面接 よくある質問

例文を参考に、自分の考えや経験をふまえた内容にアレンジしてみましょう。

志望動機 「志望理由を教えてください」

photo01 (2)もっとも重要な質問で、やる気や熱意を確認するために聞かれます。
同時に面接官は、病院や施設のことを正しく理解した上で応募しているか?も確認していることが多いでしょう。
事前に応募先のことをホームページなどで調べ、経営理念・医療・看護の考え方などをよく理解しておきましょう。

<望ましい回答例>
「以前から子どもの患者さんと接することが好きで、小児科を志しておりました。貴院を見学させていただいたとき、子どもさんはもちろんのこと、そのご家族にもあたたかなサポートをされている医師や看護師のみなさんの姿に、深く感動いたしました。ぜひ私もその一員として、患者さんやご家族と、信頼関係を築きながら働きたいと思い、応募いたしました。」

→応募先の病院のことを理解した上で、自分の希望とマッチングしていることを具体的に表現しています。

<NG回答例>
「自宅から近かったからです。」
「夜勤がないからです。」

→自分にとってのメリットだけを伝える内容は要注意。「仕事内容には何の興味もなく、条件しか考えていない人なのか…」と思われてしまう可能性があります。

「子どもが好きで、小児科に興味があったので応募しました。」

→伝わらないこともないですが、もう少し具体的に分かりやすく表現しましょう。

こちらも参考に

退職理由(転職理由) 「前の職場はなぜ辞められたのですか?」

photo02 (1)こちらもよく聞かれる質問です。採用してもまた同じ理由で辞めてしまわないか? 何かトラブルを抱えていないか?などを確認する意味があります。
もし転職理由がネガティブなものだったとしても、発想をポジティブに切り替えて伝えましょう。

<望ましい回答例>
「基本の看護スキルは一通り身に着けることができたので、今後は、周囲と協力し合い、お互いを高め合える職場で切磋琢磨したいと思い、退職しました。医療業界では、これからますますチーム連携や他職種との連携が求められると思います。私自身、周囲の方と連携し学び合いながら、さらに一回りも二回りも成長していきたいと思っております。」

→人間関係に不満があって辞めた、ということを直接表現せず、スキルアップや新たな成長への思いにつなげています。

「親の介護で実家に戻ることになり、退職いたしました。実家のそばで新たな仕事を、と求人情報を探す中で、以前より興味のあった訪問看護のできる御社の求人を拝見しました。公私ともに興味のある分野で、自分の親の介護経験も仕事に生かせるのではと思い、志望させていただきました。」

→自己都合の退職理由を、ポジティブな志望理由に変えて伝えられています。

<NG回答例>
「人間関係で疲れ、精神的にまいってしまったので退職しました。」

→前の職場への不満を訴えるのはNG。面接官に「この人は問題解決能力がないのでは?」「同じ理由で辞めるかもしれない」と思われてしまいかねません。ポジティブな表現におきかえましょう。

「給料が安いので辞めました。」

→「正当に評価してくれる職場で働きたい」など前向きな表現にしましょう。

職務経歴 「今までのご経験を教えてください」

photo03 (1)履歴書や職務経歴書には、職務経歴が書かれていますが、それを再確認する意味の質問です。自分の経験した仕事内容とスキルを、端的にポイントを絞って話しましょう。

<望ましい回答例>
「5年間、病床数30床の総合病院の一般病棟で勤務しました。その後、同病院のICUで4年間勤務し、様々な診療科の患者さんに対応いたしました。次の異動では手術室の担当となり、現在も在職中です。看護師9年目からは、主任として後輩の指導・育成も行っています。」

→具体的な業務を簡潔に分かりやすく表現できています。

<NG回答例>
「看護師を目指そうと思ったのは15歳の時で、それから看護学校を目指そうと真剣に考え始めました。○年○月に△△看護学校に入学し~、●年●月に●●病院に就職して~」

→職務経歴を聞かれた時は、仕事を始めてからの経験を話します。履歴書や職務経歴書の内容をただ読み上げるのではなく、アピールポイントを強調したり補足しながら説明しましょう。
なお「●●病院と△△病院で15年勤務しました」など、一言で終わってしまうのはNG。アピールの場ですから具体的に。

希望仕事内容 「入職したら、どんな仕事をしたいですか?」

photo04募集する仕事内容と、あなたの希望がマッチしているかどうか、あなたの看護技術やスキルで仕事がまっとうできるか、やる気はあるか、などを確認するための質問です。

この質問では、自分がやりたいことの説明だけで終わらないように注意しましょう。応募先の求人情報や理念を事前に確認し、応募先と自分のニーズが合う部分を中心に、希望を伝えるのがおすすめです。

<望ましい回答例>
「これまで内科外来に4年間勤めてきました。今後は、より患者さんの身近でケアをしたいと考え、病棟業務での勤務を希望しております。御法人は、今後、地域包括ケア病棟に力を入れられるとホームページでも拝見しました。ぜひ私も、経験やスキルを積んで貢献できればと考えております。」

→応募する法人の方向性をふまえた上で、自分の希望を伝えています。

<NG回答例>
「まだまだ経験不足ですが、どんな仕事でも全力で頑張ります!」

→面接官は、あなたが経験やスキルを仕事にどう活かしてくれるのか、何を希望し何が嫌なのかを具体的に聞きたいと思っています。謙虚であることや気合いを見せるより、しっかり中身を伝えましょう。

労働条件・待遇 「残業や夜勤には対応できますか?」

photo05事前に募集内容を確認し、どの程度の残業や夜勤がありそうか把握しておきましょう。募集情報を見てもどの程度かよくわからなかった場合は、ここで率直に質問をしてください。
もし残業や夜勤ができないのであれば、その理由とともに回答しましょう。

<望ましい回答例>
「基本的に対応できますが、残業は平均何時間くらいでしょうか?」
「現時点では、土日の夜勤は難しいです。ただ、来年には子どもが小学校高学年になりますので、5月以降は対応ができると思います。」

→対応できる場合も、あいまいな点があれば詳細の確認をしましょう。
対応できない場合はきちんとその理由を伝えるとベター。もし対応の余地がある場合は、その詳細を説明するとよいでしょう。

<NG回答例>
「できます」

→残業・夜勤の内容を具体的に確認できているのであれば、もちろん「できます」と答えてOK。
ただし、不採用になりたくないからと、詳細を聞かずにその場限りの回答をするのはNG。後になって対応できないと、かえってトラブルになります。

逆質問 「逆に、何かご質問はありますか?」

photo06ほとんどの場合、面接の最後の方に聞かれるのがこの質問。
この問いの意図としては、応募者側にも疑問や不安があれば解決して欲しい、互いに誤解のあるまま契約したくないことや、自分の病院や施設にどれくらい関心があるのかを知りたいということなどが考えられます。
疑問点を確認するのはもちろんのこと、自己アピールの意味でも、必ず何か質問を用意しておきましょう。

<望ましい回答例>
「夜勤は16時から翌10時とのことですが、現在、だいたい何名体制で受け持たれていますか?」
「資格支援制度があるとのことですが、私もいつか認定看護師の資格を取りたいと思っています。支援制度の具体的な内容を教えていただいてよろしいですか?」

→求人情報を理解しつつ、より詳しい内容を聞くのは、意欲が感じられるので好印象です。

<NG回答例>
「年間休日はどれくらいありますか?」

→年間休日は求人情報でも確認できる内容。求人情報を見ていない=やる気が無いのでは?注意力がないのでは?と思われる可能性があります。
また質問内容としても、休日のことばかり聞くのは要注意。働くことより休みに意識がいっている、仕事への意欲が薄い、などと思われる可能性があります。
休日や給与などを質問する場合は、仕事内容に関する他の質問と、混ぜて聞くことをおすすします。

「特にありません」

→本当に何もない場合でも、やる気や興味をアピールするために、何か一つは質問を用意しておきましょう。質問がない=本当は興味や関心がない、と思われてしまうこともあります。

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面接を攻略するには、質疑応答をイメージしておくことが重要です。求人情報や応募先のホームページを調べて理解を深めた上で、面接に臨みましょう。

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