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ナースエージェント職場インタビュー 東京都リハビリテーション病院
第1回 :患者さんのために全力を尽くす!

和田玲さん
和田玲さん
東京都リハビリテーション病院 看護科長
昭和48年(1973年)入職。
都立病院で、脳神経外科、ICU,手術室など急性期の看護に携わる。
都立看護学校で教員を10年勤め、その後、緩和ケアの都モデル事業に
携わったのち、管理職として再び急性期医療に携わる。
平成23年3月、都立病院を定年退職。
平成24年4月より現職。
リハビリテーションの看護とはどのようなものですか?
患者さんが「その人らしく」生きる道筋をつくる看護です

当院は、東京都が100%出資して平成2年(1990年)に開設された、リハビリに特化した病院です。リハビリとは、高度急性期、一般急性期を経て回復期にある患者が、失った生活機能を回復したり、残存した機能を活かして、その人がその人らしく生きてゆく道筋を作る医療と言えます。チームの中で看護師の役割は非常に大きく、医師、理学療法士、作業療法士などがかかわる以外のすべての時間に看護師がかかわることになります。当院では患者さんが自宅に帰る割合は約80%と非常に高いので、入院時から在宅に戻った後までを視野に入れたケアを目指しています。

リハビリ看護の良いところは、患者さんのゆっくりした回復過程に合わせてナースが寄り添うので、治療や処置に追われず、ゆっくり、じっくり患者さんとかかわることができることです。急性期病院で感じるジレンマがここにはありません。患者さん・ご家族とのコミュニケーションを大事に、よく話し合いながら看護を進めていきます。

職場の雰囲気はどのような感じですか?
その人なりの成長をじっくり見守る温かな職場です

当院の看護の基本姿勢は「待つ看護」「見守る看護」「考える看護」です。私はスタッフにも同じ気持ちで接したいと思っています。何事もアップテンポな急性期医療の現場で、心疲れて転職してきた人も、ここで働きがいと笑顔を取り戻しています。

急性期のテンポが合う人もいればそうでない人もいます。私自身、看護学校で教鞭をとっていた経験から、一人ひとりの個性に合わせた適切な職場選びの大切さも痛感しています。ゆっくり伸びる人は、こちらもゆっくり育て、見守りたい。直接の上司になる師長さんたちは、当院での経験が長い人ばかりです。入職した人が自信を持って仕事ができるよう、長い目で心豊かに見守っていきたいと考えています。

リハビリの看護配置は現在のところ、13対1〜15対1です。しかし、リハビリの重要性がクローズアップされ、日本看護協会から「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」も出される中、来年度以降、夜勤の体制をこれまでの1病棟2人16時間勤務から、1病棟3人、13時間勤務でできるよう調整中です 。
福利厚生などは都立病院に準じています。ワーク・ライフバランスから言っても働きやすい職場になるよう力をつくしています。
病院周辺にはリフレッシュスポットもたくさんあります。窓からスカイツリーの見える当院で、リハビリ看護をライフワークにしてみませんか?

研修制度はどのようなものがありますか?
リハビリの専門知識、認定看護コースなど充実しています

「考える看護」は、研修制度にも生かされています。当院では、基本的な研修とリハビリテーション看護に必要な独自の院内研修など教育制度は充実しています。認定看護師の育成や看護研究にも力を入れています。

新人は厚労省の指針に沿った内容と当院の専門であるリハビリテーション看護の基礎的な知識・技術を学べるような内容を1年間で学べるようにしています。次にキャリアアップ研修、さらに、2年間のべ144時間の「リハビリテーション看護」エキスパート研修で、脳卒中、摂食・嚥下障害・脊髄損傷などリハビリテーション看護に特化した科目を学びます。

エキスパート研修を終えると、認定看護師の育成コースに応募することができます。試験に合格すると100%公費で認定看護師取得までの教育課程を受けることができます。今後はさらに、研修をシステム化し充実していきたいと考えています。

中途採用の人も師長と相談の上、その人の実力に合った研修に参加することができます。リハビリテーションについてあらかじめ深い知識・経験がなくても、実践と研修でリハビリテーション看護を学ぶことが十分に可能です。

将来の展開を踏まえ、どのような人材を求めていらっしゃいますか ?
地域のコンサルタントとして機能するチームをつくります。コミュニケーションの好きな方がいいですね。

現在、脳卒中リハビリテーション看護の認定看護師が1名います。また、平成24年10月1日から脳卒中リハビリテーション看護、摂食・嚥下障害看護の育成コースにそれぞれ1名ずつが入りました。1月には皮膚・排泄ケア看護の認定看護師が採用される予定です。今後は認定看護師を核として、病院内での指導だけでなく、地域連携の中で在宅の現場に当院の認定看護師を派遣できるような、地域でのコンサルテーションが行えるチームを構築するため準備を進めています。

院内風景

スタッフの声

藤森雪美さん
藤森雪美さん
東京都リハビリテーション病院 
平成17年(2005年)4月 入職

病気がちの祖父母のそばにいてあげたくて、祖父母の家に比較的近いという理由で当院を就職先に選びました。上司や同僚にも恵まれ、有給が取得しやすいなどとても働きやすい環境です。

3年目ぐらいに「このままでいいのか」と悩みが出て、趣味だったアロマセラピーの資格を取得。勤務する病棟で、毎月1回、希望される患者さんに、手、足のオイルマッサージを行わせてもらえるようになりました。

施術しながらひとりひとりの患者さんと普段できないお話をしたり、傷の状態を確認できたり、さまざまな発見もあってとても勉強になる、ありがたい時間です。リウマチの患者さんから「マッサージに行ってみたかったけれど、体のことがあって行けなかった、初めてでよいお土産になった」と言っていただいたのが嬉しかったですね。

術後の患者さんの疼痛緩和に対するアロマを使ったケアの看護研究も行っています。患者さんのお役に立つことで、資格取得のために休暇の融通をつけてくださっていた上司への恩返しにもなるかなと思います。笑顔を絶やさない、患者さんに元気を与えられるような看護師でいたいですね。